建売と売建

建売は建物を建て土地と一体で販売、売建は土地を売ってから建物を建築する。順番が違うだけで結果は同じ?だが、農地法の俎上に乗せると状況は一変する。不動産会社が、宅地分譲を目的に農地法5条許可を得ようとした場合、建売販売は、許可されるが、売建販売は、不許可となる。農地法は転用申請者が土地の利用形態を固定化させることを求めていると解釈される。売建では土地が転売され、転用申請当初の目的を担保出来なくからと理解される。なるほど。確かにそうであるが、農地の転用という結果は同じだろうと思うのだが。宅地分譲と云えば、通常は、売建であり、建売とは比較にならぬのが、不動産販売の現実。不動産会社には時にダークなイメージが付き纏うが、農地法がザルであることも確かである。