10日 5月 2018 北方へ 濃い灰色の雨雲は南から北へと低い空を覆うように伸びていた。手の届きそうなぶん、得体の知れない気味悪さも近々しく感じられていた。それに加えて、午後からは会議の為、北に向かわなければならない。この低い空の部分を辿って行けば、ナビなしでそこまで到着できそうであったが、不吉な水崎案内人に加え、会議自体が、気乗りしないこともなって、足取りはかなり重たいものであった。 tagPlaceholderカテゴリ: