小さなまちづくり、地域づくり

借りたものは返した方が良い。いや、返さなければならない。しかし住専問題では借りたもの返さなくても済むこともあるということを最終的に受認していた。シラを切ればよいと。そんなことあるのかといつもは伏し目がちな正義感が頭を擡げて、時と場合に応じてはそっち側のロジックもありなのだと、世界は広いなぁ、と感じていたのを思い出している。しかし、基本的には借りたものは返す。それが常道だろう。カネだろうと恩だろうと。カタギだろうとなんだろうと。本や言葉にはとてもとても感謝している。それらが導いてくれたからこそなんとかギリギリでここまでやってこられている。足を向けて寝られない。その借りは返さなければ成らない。でなければその感謝は嘘。その感謝の一つとして、今年も一年、読ボラを全うし、終えた。もうそうやって4年ほどか。最近では、それが小さな小さなまちづくり、地域づくりのつもりだと解するようになってきた。話を意図的に逸らす。たとえば、ダイエットの最大の肝は継続反復性だとして、それを克服するには、生活の中にそれを取り入れるのがよいだろう。だとしたら、あえて大上段に振りかぶって会議所活動をしなくても、生活の中のまちづくりもちいきづくりこそが、その肝ではないだろうかと、よく最近思う。思う。小さくても反復継続すること。それをつなげること。たぶんそう、きっとそう。