あゆみといえば、そういう同級生の子がいたなぁ。

終業式の日、三学期が終わり、長男は第一学年を、長女は第五学年を終了したとの証明、終了証書を受領した。まず一番に長男長女ともに、皆勤賞を、(今では学年オール出席賞)を戴いた。一日の学校を終え、帰宅し、明日の準備をし、明日の朝きちんと起きる。という単純かつ平凡かつ明快なスケジュールを日々繰り返すこと、そのリズムを一切崩さず、連続させること。身体の健康のみならず、心が安定していること、そして、それらをコントロールすること。それらを可能にしたのは、当人のみならず、母親に依るところが極めて大きい。特に父不在がちの我が家の場合は。深謝。長女はよく言う。お父さんのを見せてと。何が。あゆみ。そんな古いのないよ。ちがう。ばばが云ってた。あるって。ばばめ。あそう。いまと昔はちがうし。そうたしかに。今は三段階評価だけど、昔は五段階。今はオール3が普通。昔はオール5だなんて云えば、神童か狂人かである。あ、でも、逆にいけるか。いあや、やめておこう。明らかに彼女にほうが勉強しているし。わざわざ、恥を掻き、父の威厳をおとしめる必要もなかろうに。