退院

母の退院の日。7時前に家を出て、9時前には病院に到着。日曜日の東京の朝は1000万人の大都市と思えぬほどひっそりとして、渋滞もない。静かな病院のエレベーターを登り、看護師の方に挨拶して病室へ。当人は至って元気な様子である。丁度看護師の交代の時間帯と重なり、やや事務手続きに戸惑いながらも薬の処方を受けて無事に退院となった。6泊ほどの短期の入院で、事足りたというのは、僥倖だと思う。但し、今のところという条件付である。長らえた命に改めて向かい合ってこれからの時間を過ごすというのは本人談である。