
肉離れになってしまった。雨降る日曜日の午後、退屈そうな長女を抱えてジャンプして着地した瞬間、左足のふくらはぎの後ろに激痛があった。馬にでも蹴られたのかと思ったほど。痛みは続いた。アキレス腱が切れたかと思ったが、断裂した音は聞こえなかった。ただ、痛みは徐々に増していき、歩けなくなり、更に脚が曲げられなくなったところで、救急に向かった。エコーを取り、筋肉繊維の不連続、つまり筋肉の断裂であった。治療は特になし。筋肉の自然治癒を待つのみ。シップをもらい、歩けないものだから、人生初の松葉杖を借りて帰る。それにしても情けない気持ちやら、明日からどうしようかという不安やらで若くないことの証左と老化と向き合うことになった。