あらし

朝方はまだ降り始めてはいなかった。雲の隙間を縫った作業を終えると間もなく雨が降り始めた。丁度七時だった。予定されていた奉仕作業は延期となり、雨は更に降り続けそうな様子を呈していた。午後三時を回ると雨風が強まり、叩き付ける雨音で肝を冷やした。土曜日だというのに外で出られない一日となった。