あそぼ

あそぼ、というのは長男の口癖で、まぁ、状況と体調と時間次第であるが、基本的にはこの誘いは断らない。この日も1930過ぎに帰宅すると、前述のように云い、外に出て行った。サッカーをするのだという。勿論夜である。懐中電灯を持ち、サッカーボールを蹴り出す。これはなんという遊びであろうか。うまくいこうが、いくまいがお構いなし。それで気が済むならそれだけで十分な話である。それはそれで、それ以上もないし、続きもない話である。