兵どもが夢の跡

県道を隔てた向かいにレストランはあった。今は写真のとおりの様である。更地というのは成ってみてわかる。あっという間に空っぽである。視界が開け今まで裏にひっそりとあった建物が突如として姿を現す。風景は一変した後はその前のことなぞ思い出すことも儘ならぬようになってゆく。妙にだだっ広い土地には何もない。だが不思議と周囲の人々はそこに未来を見ている。目立つ場所である。どーなるのでしょうかと。よく話をするのだが、しらぬぞんぜぬである。話がそれるが、不動産鑑定では更地のこの状態と最有効使用といい、その効用を最高度に発揮すると云われている。