成人の日

成人の日となります。成人を迎えられたおめでとうございます。当ニュースをみれば男性和装も多く、隔世の感があります。小生、成人式を二回終えてから3年を経過しております。振り返ってみれば二十歳の頃は学生で今となれば如何に恵まれていた人生の一時であったのかと思い巡ります。例え帰属意識が無く根無し草のように漂流していたとしても。例え絶望の豪雨に傘も破れ、駆け込んだアパートが虚無で充満していたとしても。学生時代が終わって修行がはじまり三十になって初めて世の中と目を合わせることができるようになり、四十になって漸く人生の方向性が定まってきたところでありますので、そう考えると二十歳っていうのは、一体なんだったろうか、どれほどのものだったろうかと不思議に思える。人生としては節目なのでしょうが、社会制度としては労働せよ!というサインでしょうし、生理としては完成状態というでしょうし。でもそれだけではないような取り扱われ方ですし、益々おとなと子供の境界は不分明だし。