
聞くところに寄れば、昨晩遅くに救急に行ったという。なんでも脈が乱れたのだと。正月というのに、と思えど、正月だからというのもあろうか。大事には至らずとも、とにかく体は第一である。養生も不養生も心持ち一つで、命は長らえように。正月も三日になれば、そろそろ仕事しなくちゃな。と何者かに追い立てられるような気持ちが込み上げてくる。締め切りは確実に近づきつつある。敢えて目を向けずとも視界には入ってきている。子供らは朝から初打ちのテニスに向かったことだし、午前中から事務所にこもるも、二、三時間もすれば、あちらこちらからあれやってこれやってとかの声も聞こえてきて、結果切り上げて店番なぞしている。やはり正月は正月なのである。夕には店番も終わり、それでもプリンターがどうのこうので腰は落ち着かない。