皇帝ダリア

遠くに向かう道すがら、車を運転しながら、あれ、あれ、またある。と見えてきたのが此の花。とにかく背丈が高くその上に大輪の花を咲かせている。しかも、花の無い寒い時期にである。目立っている。なんだろうなと、思っていた。家に帰り思い出したので調べれば、此の名前【皇帝ダリア】であった。確かに、皇帝ペンギンのように大柄で、ドイツ皇帝フリードリッヒ二世のように環境に翻弄され、皇帝ヒョウードルのように逞しく、或いは冬のロシアを攻めた皇帝ナポレオンのように寒さに弱いとも。上昇志向の強い皇帝は自立不可能なほど背丈を伸ばしては自重の耐性を無くしている。天に近いてっぺんで大きな花弁を開く様はどんな実を伴うのかしらん。そもそもこの昆虫の少ない時期に花を咲かせても受粉とかしないではと無用の心配も。ガーデニングでは挿し木で増やすみたいだし。あまりに大柄でこの国の風景にはあんまり似合わないと思えるが、いかがなもの。