八丁ダウンヒル

鴨川市の西部、410号が南北に鴨川市西部を縦断するあたり、南房総市境に、八丁ダウンヒルはある。南房総市境の始点の標高160m、八丁堰の終点は90m、標高差約70mを900mの距離で駆け落ちる。平均斜度からみると緩傾斜であるが、路面は下りながらも時に上り、緩急の度合いが不連続で、路面の両端で高低差を含んでいることから一部うねるように落ちて行く地点もある。路面の舗装状態は比較的良好であるが、つづら折りの上に、幅員が狭くセンターラインは引かれていない。410号という幹線道路であり、交通量も間断なく流れ、朝夕には数珠繋ぎに、落ちて行き、時に大型車が通り、交互通行を余儀なくされるケースもある。そんな八丁ダウンヒル。普段は家族用ミニバンでたらたらと走るだけだが、先日は母親の車を借りて走る機会があった。1700過ぎ、日は落ちた。ヘッドライトの先数十メートル先の道は途切れる。カーブの前でブレーキ。ステアリングを切り、再びアクセル。車は落ちるように進んで行く。路面の凹凸に乗りホップ。左にカーブを曲がると路肩から生えた雑草が風で揺れている。「しょうがねぇ あれやるか 仕掛けるポイントはこの先の5連続ヘアピンだ」・・・