先日、暦は立冬を越えた。秋は深みを増し、冬のとば口に立っている。昼はまだしも、夕方になり、日が落ちれば、辺りはあっという間に、冷気に包まれる。じわりと染み入る夜気に耐えかねて、石油ストーブに火をいれる。犬がやって来て、その前を陣取り、眠りに落ちては、猫となる。再び、目が覚めれば犬であるが。