暖かな理由

雨は早朝から降っていた。深夜からかも知れない。その雨が降っていた頃、長男から、「明日は送って行って!」と懇願された。理由は、理由にもならない理由だ。それは長男の世界ではロジカルなんだけども、こちらの世界では、理解は困難である。で、実際、送ると云っても、何か特別なことや会話等あろうはずもなく、只、至って、普通であり、取り立ててない。何かいうのであれば、暖かであったということだろう。勿論、それは、南風が吹き込んでいたというのもあるが、その外にも理由はありそうなのだ。