冷える空

リバプールの送り迎え。冷え冷えした空の下で遠くでボールを追う長女の足さばきも少しずつであるが堂に入ったものと見受けられる。只じっとしていれば、指先がじわっと痛い。目の前では加速度つけてゴールに飛び込み、最後に激しくボールを蹴りあげる。足先も亦、じわっと痛い。さっき買ったコンビニのカフェラテだって夜気に当てられて、とっくに熱を失ってる。只、夜の冷たさにじんわりと巨大に包まれている。