26日 10月 2015 月と行く よるよなかは一時過ぎ。十四夜の月。まばらな雲に遮られては、現れてくる。青白くも黄色い月と歩く。歩を進めれば歩を進め、歩を重ねれば亦同じ。じっと見つめれば確かに進んでいるようでも天球の座標点は変わらぬように見える。止まれば止まり、駆ければ駆ける。月に照らされた川沿いに道を同行二人。もう何億光年も同行二人。心躍れば月夜に踊る。心極めれば月夜も澄み、心ざらつけば月夜も曇る。見上げる天球に一点光る先。もう何億光年も。 tagPlaceholderカテゴリ: 空