あきのさま

日が落ちるのがはやく、明けるのは遅い。夜露が多く見られるようになる。芝の上には名も分からぬきのこ類が自生しはじめる。風が吹けば落ち葉が舞い、柿は過熟したのちに重力に従い落下して路面でつぶれる。雑草の背丈はあたまうち。それでも虫かごの中のカブトムシはまだまだ生きながらえている。眠るときはまだ半袖短パンだ。梨なぞも新高ならばたまには食卓にのぼるあきのさま。