あきふかし

秋が深まる。朝はすっかり秋で、寒いと口付く日も多くなってきた。一方で昼太陽が昇れば気温は上がり25°に至る日もあり、のぼせるような焼けるような思いもする。気が付けば10月も半ばで一年も終わりが見えてきた。早いモノである。「浦島太郎」を読み聞かせた。何度も読むモノだが、腑に落ちない所だらけである。亀を助けたはずの浦島太郎は最後、おじいさんになってしまう。なぜ? 楽しいことだけを重ねた三年の竜宮城での時間が、地上の時間では自らが老いるまでの時間に相当していて、それは充実した人生だったと云えるのか? 昔話に意味教訓なぞ無しといいことか。