パンク

不注意でタイヤの横壁を歩車道境界ブロックに擦ったとたんに、空気が激しく抜ける音がして、車体が沈み込んだ。ランフラットなら不沈艦の如く走り続けることが出来るのでしょうか。場所は見知らぬところで、雨も降っている。朝から気が重くなったが、ダッシュボードから取説を取り出し、読む。エマージェンシーに交換。緊急事態でも雨は止まず、背中は濡れ、手は泥にまみれ、シャツは跳ね返りをもらう。脇を透り抜ける目も気になる。くぅ。交換後、ロードノイズが鳴り響く。転がりも悪い。気分としてはよくないほうであろう。でも、良くないことはすぐに忘れてしまう。年をとって脳が勝手にそう、しはじめている。いいようなわるいような。