焼けるあか

朝、厚ぼったい雲に覆われ重たげであるが、東の空だけは焼けるような赤である。周囲が暗いほど赤は痛々しい。このあと天候は急に崩れ、朝作業は大雨に祟られ、全て濡れた。始業前に床屋に向かったが帰る頃、再びの豪雨に見舞われ雨宿りをよぎなくされる。

田原小学校前の交差点は一部冠水していた。午後から千葉で研修会議の予定であった。内容が興味ふかいものであったので、時間はあっという間に過ぎたが、帰宅して夜作業の頃には眠くなってきた。

雨が降ったあと、巣から這い出てきた腹ぺこな彼らは身じろぎ、一点を見つめ獲物を狙っていた。