お盆

風は日中から夜まで吹いていた。南西の風で気持ちがよい。鴨川では今日からお盆となるので、この風に乗って、その人達は帰ってきています。あの歌のように千の風そのもの、かもしれません。適度に吹く風というのは何かを伝えてくるようで、日本人の精神性感受性としてそういうのはあるのかもしれません。まぁ日本人に限らないかもしれませんが。手ぶらで気が引けたのだが、墓に参る。墓誌には長寿院、教智院、教照院、九十九院、清光院等々。長命、教鞭という系譜が垣間見られる。勿論顔を見たことも、会話もしたこともないのだが、話しかけるようにただ、手を合わせ、感謝するのみである。掛け値なしに感謝するのみである。