夏至

夕方、帰宅すると、「はしをみにいこう!」というものだから、建設途中の仮設橋まで。主桁6枚はアタッチを介して水平継ぎ材と組み合わされ、更に、覆工板で覆われ盤面が完成している。クローラクレーン1500lhxはその上を進んでいる。橋桁に引っかかる流木。川の中を泳ぐ鯉。水面を跳ねる小魚。工事で掘り下げられた地面。湧き出る地下水。放物線を描く石。入水。水しぶき。音。広がる波紋。何度も、繰り返される波紋。家に帰るとパズルに集中しはじめ、「晩ご飯だから、おしまい!」と言うと、「ちょっとまって、いまやってるから!」と完成間近のパズルを前に邪魔するなと云わんばかりの押し問答。晩ご飯は餃子を頂く。長男は熱い餃子に息を吹きかけ慌ただしく口にし、歯でうまくちぎれないと餡と皮を手でバラバラにしている。ごちそうさまと云えば、幼稚園から持ち帰った読本を手に「うさぎ、かわいい」と座椅子の上で一人ごちている。夏至である。昼は長く、夜は短い。2000になり、概ね家内は消灯となり、蝋燭が灯される。そういうイベントのようなのだ。