県民の日

6/15は千葉県県民の日。「県民が、郷土を知り、ふるさとを愛する心をはぐくみ、共に次代に誇りうる、より豊かな千葉県を築くことを期する日。」とある。昭和59年、県人口500万人を突破したことを記念して制定された。制定当時、県民意識なるものの昂揚が盛んだったようで、「菜の花体操」も確かこの頃に始まったと記憶している。小中学校のみが休校となり、国の機関はもとより、県の出先機関、市役所までも、通常通り開庁している。よって親は仕事をして、子供だけが宙ぶらりんと町の中でうろうろしている。それで「共に次代に誇りうる、より豊かな千葉県を築く」ことができるのかしらん。6月は唯一祝祭日が無い月。県民の日を休日にすることができればいいんでしょうけど、いろいろ難しいようです。午後からは県民であることを自覚する為鯛ノ浦へ。数十年ぶりに遊覧船に乗る。昔の船は、船底にのぞき窓があった気がするし、昔の鯛はもっと元気にたくさん居た気がするんだけど。海の風は冷ややかで、すぅーっと気持ちが入れ替わる。鯛ノ浦は日蓮聖人の生まれた場所。その地は地震等で海底に没し、大弁天小弁天がその姿の一部を今に残しているに過ぎない。日蓮宗と云えば、鎌倉仏教のひとつ。「立正安国論」に代表されるように、力強く、時にラディカルであっても、慈愛に充ち満ちている教え。それらは、外房の巌を激しく打つ若潮、厳冬の山頂で雪をたたえる清澄山。その一方で、波一つ立てない鑑のような凪の内浦湾。これら風景を見ていれば、その教えの端緒は垣間見られるようでもある。