ミステリーサークル

庭の一角、地面が露出した場所に数ヶ月前からミステリーサークルが現れていた。直径は約15センチほどで深さは約10センチにも満たない。すり鉢状の形状をしており、隣り合わせて数個が連続して確認できる。たぶん、昔、神社の軒下によく居たあり地獄の巣だろうと、その中心部を掬ってみてもそれらしい個体は居ない。よく見れば作りが雑でありこれでは蟻もやすやすと脱出できるだろう。なら、猫だ!。猫はトイレをする時、手で綺麗に穴を掘りそこにする。その類だろう。…と思ったが、穴の中に○○○は無いし、第一、この周りに野良猫など一匹もいない…。正にミステリー。第一級の推理小説モノである。あれやこれやの推測が続き、解決できないまま謎であった時、うちのが「スズメ!」と、衝撃の真実を口走った。なんでもスズメがこの場所で羽根をバタバタさせているのを確認し、スズメが去ったあとその場所を確認すると、ミステリーサークルが出来上がっていたという。調べれば、スズメは体についた寄生虫や余分な脂を除去するために砂を浴びるのだという。その砂浴びの跡がすり鉢状のミステリーサークルだったわけである。