味家

屋根の上に乗ったヒコーキである。飛行機は高いところが好きと言っても屋根に留まるのは本意ではなかろうに。庇の上なら物干し竿をのばして取ることも可能だが、屋根となってはそれも届かない。遊びとトラブルは隣り合わせていて、行ったり来たりしている。トラブルが遊びでもあるし、遊びはトラブルでもある。大やけどをしない程度に行ったり来たりしながら、なんとなく境界線の輪郭が見えてくる。ありのままにである。何度となくボールを投げ何十遠目かで漸く、ヒコーキは手元に戻る。少し遠目に新年の詣でに行こうかなとか苺狩りに行こうかなと考えもしたが、ありのままにである。午後から事務所に行き作業。二時間ほど。じじばばへ行きお手伝いする。晩ご飯は味家にした。車を15分ほど西に走らせれば着く鴨川の山奥に佇む焼肉の名店味家。気さくな店主とマジカルミステリーツアーさながらの店内とゆるいかんじが魅力だ。タンカルビはらみラーメン焼き鳥ソーセージ、胃袋は満たされ帰路につく。