房総ファウルチップ

気象現象は不動産に負けず劣らず地域性の塊のようなもので、山隔てて、世界が変わったりもする。特に海からの影響は大で一山越えれば天と地の差があったりもする。この日は房総半島の南西から北東にかけて湿った雨雲が絶えず流れてゆき、時折いや間断を伴って一日中、その雲間に応じて雨が当たっていた。一日中雨降りの印象であったが、特に1600頃が激しかった。雨音だけが世界にあって孤独な権力者のようであった。800 1300 1600頃に厚めの雲がここ鴨川上空を通り過ぎたようでこの時間帯激しい雨に見舞われた。長男は保育園でお昼寝の時間、寝ていても雨音が聞こえた!?と云っていたほど。1600に鴨川横渚の測候所では15.5mmの降雨を記録。だがこの時館山1.0mm、勝浦3.5mmと連続性のない降り方であった。しかも大都市圏では降雨量ゼロ。そうなってくると、もちろんこの日のNHKの平井さんから鴨川での激しい降雨のことは話題にも上らないだろう。大都市中心の世界から見れば、当たりは大きかったけど、バットの芯を大きく外したファウルチップみたいなものだ。ファウルラインを越え、ブルペンを越え、場外に行ってしまいそうな大きなファウル。云ってみれば「房総ファウルチップ」。大ファウルの後はどうなるんだっけ。