風吹く

朝っぱからのいっしい陽気は一日ずっと変わらなかった。登校時には雨が降っていたので桜坂まで送ることにし、うしろ姿を眺めるに、もう桜坂でM君に追い越されんばかりの遅滞ぶりである。歩はまっすぐ進まず右へ左に揺れながら前に徐々に進む。悩み多き青年期の若者じゃぁないんだから、もちっとまっすぐならぬものか。空は塞がれていてどうにも重苦しい。風も吹けば気分も入れ替わるものか、その風が運んでくるものと云えば冷たくも重い空気なので、どうにも成らぬ。成らぬなら成るようにしてみようにも相手が相手だけに分が悪い。さて…、事務所に詰める。月末に向けての作業も今日明日でなんとかせねば成らぬ状況である。応援を頼み歩みを進める。ふと、窓の外が騒がしい。風が強いのだ。風速は時に7km/s。併せて雨音も聞こえる。1800前に帰宅して電子レンジで牛乳を温めるとブレーカーが落ちる。容量目一杯で稼働中であった。こたつ、エアコン、炊飯器、照明。冬はよく落ちる。晩ご飯は野菜のお好み焼き、焼き鮭、みそ汁、野菜とうとう。Hちゃんからの届け物につき、あーだこーだと云う。窓の外は深くて重くて寒い夜である。早く寝てしまおう。