上野動物園

昔。「SINRA」という動物系の雑誌があって、「人は人生に三度動物園に行く」という特集記事があって、一度は子供の頃親に連れられて、二度は恋人同士で、三度は親になり子を連れて、という記事に従えば今回は三度めのそれに該当するというわけか。でも今回はばばも一緒だから四度目もあるかなと淡く期待しつつ人生を楽しむことにする。上野動物園といえばパンダである。実際、入り口付近にそれはは居る。たれ目のかわいらしいこと。でも本当はたれ目でななくて、たれ目に見える模様をしている…が、それでもパンダの人気は衰えない。西ローランドゴリラのつがいは高齢のようで早々に寝床に帰ってしまい、見る機会を逸した。一匹のホッキョクグマはせわしなく歩き回り、一匹は腰を落として動かない。怪鳥ハシビロコウに睨まれた。アイアイは暗くて全く見えない。インドライオンは岩の上で夕日に向かい伏せている。コアリクイは背を伸ばして水を飲んでいる。ところで、世界で一番大きいほ乳類はシロナガスクジラで海にいる。陸上でいえば象、アフリカ大陸ユーラシア大陸に生息する。世界で一番大きい爬虫類はイリエワニでユーラシアからオーストラリアあたりに生息し、世界で一番大きな鳥類はアホウドリで、海洋上の島に生息する。大きな身体を維持するには相応の大きな容器が必要で、容器の大きさと中の個体の大きさはある程度までは関係式を立てられるかもしれない。とも思える。さて両生類の話。世界一大きな両生類はオオサンショウウオで、日本に生息する。上記の関係式からすればこの狭い国土の日本に世界一大きな両生類がいるというのは、奇跡だと思える。雨量と森の深さと水の清冽さが世界一の両生類を抱いている。