
0400事務所へ。今日は神保町まで行かねばならぬ。交通手段を考えてい無かったため調べる。自家用車か公共交通機関か。0930から講義開始で遅刻は厳禁。電車とすることに決める。0600過ぎにじじばばへ行き、急いで家に帰る。今日は送れないことだけ告げて、ひとまず車で木更津へ向かう。木更津駅西口に一日最大700円の時間貸しの駐車場に車を停め、木更津駅0746発さざなみ4号に乗車。気が付けば東京駅の地下深いホームである。丸の内側までてくてく歩き、丸の内線に乗り、大手町駅で半蔵門線に乗り換え、神保町駅へ。まるで東京サラリーマン気取りである。地上へ上がると靖国通りの光がまぶしい。時間調整の為喫茶店で冷たいカフェラテ。0930に講習会場に入る。気が付けばお昼の時間。青二才は学生時代よろしく古書街を闊歩すると、ブンガクのにおいが鼻についた。嗚呼、青二才は世界を読み解こうと、世界の核心の根本原理に近づこうとずいぶん汗かいたんだぜ。太宰の無垢、中上の路地、レヴィの悲しき熱帯、浅田の逃走論、日高のソロモンの指輪。書籍の深い深い緑の森のビルには無尽蔵に活字を生産し続ける偉大で繊細な巨人達がおり、神保町の深くて暗い巣の中で大きな眼をギロりと動かしている。午後の講習に戻るも気が付けば1600で講習は終了した。帰りはコスト優先でバスで帰る。ちょうど木更津まで1350円。JRの運賃と同額に設定してある。時間は30分ほどバスが勝る。夕方日が落ちる頃にはもうずいぶん気分も入れ替わって、色々あったけど此処まで来たんだと体内時間と体外時間が合致していた。2000前に帰ると賢兄が病院通いの為に帰省しており学位記を見せてくれた。確かに博士号である。改めて祝言を述べる。一日かけて tokioで、時を、遡ったが「まぁだまぁだだよ!」って青二才は云ってくる。そう、振り返るにはまだ早すぎる。