雷雲

午前中は晴れ渡っていた空も午後になると一変し、豪雨に見舞われた。雷雲も出現し大気はあれよあれよと不安定になっていく。今朝の新聞各社の一面は大飯原発再稼働を認めなかった福井地裁の判決であった。早朝、新聞受けに落ちた我が家の新聞もそうであった。二面か三面にあった判決の要旨を読み終わり、あっさり書かれた文章がすとんと腹に落ちた反面、判決はどこか次元の違う話をしているようにも感じた。ストレート過ぎて面食らってしまった。私的解釈によれば、もはやこの国では原子力発電所の存在そのものが違法状態なのだと判決文は言っている。存在そのものが違法。政府の新安全基準とか稼働コストとかではなく、原子力発電所の存在が違法状態だと。この国にすべからく与えられる人格権に優る権利なく、それが脅かされる可能性のある以上、その存在自体が違法だと。直球ストレート。見逃し三振していましそうな勢いで。雷鳴は夜になっても轟いている。なぜか胸騒ぎは治まらない。心がざわざわしている嵐の夜。予言めいた嵐の夜。