喃喃として

「こうすい まんまんとして みずをたたえ えんし なんなんとして はるをきたるをしらず」

 

というのは父を介して教わった祖父の口癖のようなもので、口伝なので、漢字も意味も不明だ。教科書の文章かもしれないし、流行の言い回しだったかもしれない。全文はネットで探してもビンゴしない。でも、「なんなんとして」は「喃喃として」と漢字で書き「チュンチュン鳴く様」という意味が出てきた。

 

定点観測から見るすべての田に水が湛えられた。いちいちが空を映し出す。

耳を澄ませば、ツバメの鳴き声が騒がしく聞こえてくる。

 

たぶんそんな風景のことなんだろうな。